糖鎖の種類

糖鎖はほとんどの場合、タンパク質や脂質に結合した糖鎖であり、これらを総称して「複合糖質」と呼んでいます。そしてこの「複合糖質」は糖タンパク質、糖脂質 、プロテオグリカンの3つに大別されます。

1.糖タンパク質

1本のタンパク質に20個程度の単糖が短く結合した糖鎖が1本から数百本結合してます。これは個体発生における分化度合いや種々のシグナルの役割を果たしています。

2.糖脂質

1本の脂質分子に1本の糖鎖が結合しています。これは細胞膜の表面でリン脂質と結合した状態で存在し、特定の化合物を認識するサイトとして働いています。

3.プロテオグリカン

1本のタンパク質に100個から10,000個の単糖が長く結合しています。
このような長い糖鎖はグリコサミノグリカン(ムコ多糖)と呼ばれ、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、ヘパリン硫酸などがあります。
これらのムコ多糖類はコラーゲンと共に細胞外マトリックスの主要成分として美容健康関連の物質や生理活性物質として重要な働きをしています。

ご注文はこちら