書籍紹介「免疫力は腸で決まる!」 辨野義己 著
免疫力は腸で決まる!
辨野義己 著 ISBN978-4-04-653430-9
本書を手に取る方は、健康寿命を意識する年代の方、おなかの状態にふりまわされている方、アレルギーに悩んでいる方、便秘がちな方・・・などなど様々だと思う。では、次の言葉を聞いてどう感じられるだろうか。
・腸が免疫を支配している
・腸は脳のルーツである
・21世紀は腸の時代
そのとおりと、うなずく方はどれくらいいらっしゃるだろうか。
実は、これらはすべて現在の腸内環境学や医学の分野では常識なのである。これら、1つ1つについては本書で詳しく紹介されていますが、概略すると以下の様です。
腸はヒトの全免疫の6割を担っています。なぜ6割もの免疫が腸に集中しているかと言えば、腸は「内にある外界」として、外界とつながり、栄養を吸収するのが仕事だが、病原菌やウィルスの侵入経路となるからである。
また、受精して受精卵に最初にできる器官は腸であり、腸がいかに私たちの体や、生活に知らない間に寄与しているかは想像をはるかに超えています。なにしろ、脳のない動物はいても、腸のない動物はいません。さらに、今世紀に入ってから腸、そして腸内細菌に関して飛躍的に研究が進んだことで、大腸は病気の発信源である一方、腸内細菌をコントロールできれば健康の発信源になる可能性がみえてきました。いまや腸の研究は医療研究のトップランナーとなり、世界中から腸に関する新しい研究結果が続々と発表されています。著者は本書を読むことで腸内環境が改善され、健康な毎日を送れる人が一人でも増えることを願っています。
いそがしい人こそ始めたい今すぐできる改善法が満載!!
2015年4月16日 9:28 カテゴリー:書籍紹介