書籍紹介「神(サムシング・グレート)と見えない世界」矢作直樹・村上和雄 共著
神(サムシング・グレート)と見えない世界
矢作直樹・村上和雄 共著 ISBN978-4-396-11308-7
[矢作]
見えない世界に対する日本人の知識がさまざまな情報や媒体によって増えたことも、その背景にあると思いますが、直接的なトリガー(引き金)となったのは東日本大震災ではないかと思います。あの日以降、日本人の意識は明らかに変わったのではないでしょうか。私は常に「現場感」を大事にしたいと思っています。医療に限らず、どこかの、何らかの現場で起きていることは真理に通じるヒントだと思います。科学も、現場感を大事にしてきたからこそ、さまざまなことが実現しました。
亡くなる数日前の謎の微笑、夢で別れを告げる患者、奇跡的な回復など、医療現場では、理解を超える現象が起きることがある。また、死に臨んで、先に逝った家族や友人の姿を目撃する「お迎え現象」は、ある調査によれば、実に42%も経験しているという。
[村上]
いかに生きるかとは、いかに死ぬかということです。死の問題を解決するためにも、魂を理解すると同時に、あの世のことを知らなければ、本質的な幸せは得られないと思います。
生も死も神が用意してくれたプログラムです。これからの科学は、私たちの肉体が滅びても魂は死なない、私たちの「いのち」は継続するということが、研究の前提になってほしいと思います。命とは何か、宇宙はどうして始まったのかというテーマは科学における究極の命題です。これと並び、科学の大きなテーマとして「魂とは何か」「あの世とはどういう存在か」という命題をすべての科学者に提示したいと思います。
見えない世界について、東大大学院教授である現役医師と遺伝子の世界的権威である科学者が、科学の限界に触れ、宇宙と生命の神秘に迫る。
2014年11月6日 8:39 カテゴリー:書籍紹介