書籍紹介「終活なんておやめなさい」 ひろさちや 著
終活なんておやめなさい
ひろさちや 著 ISBN978-4-413-21016-4
著者は仏教を学んでいる人間です。それ故、いつも釈迦の教えを基本にものを考えます。釈迦は「死」について、どう教えておられるでしょうか?じつは、釈迦の教えの根本は意外に思われるでしょうが、
---死後についていっさい考えるな!--- であります。
自分が死んだあと、この「私」といった存在はどうなるのだろうか…と、いくら考えてもわかりません。わからないことをあれこれ考えるだけ無駄です。だから釈迦は、考えてわからないことを考えるな!と教えられたのです。
でも、仏教では地獄や極楽といった死後の世界を言っています。しかし、それは便宜的な方便の教えです。本当は、仏教においては、われわれは、死後の世界について一切考えない訓練(修行)を積むべきです。
しかし、われわれ凡人はどうしても、自分の死んだ後のことを考えてしまいます。そんな凡人に対して仏教は、
---なにも心配することはない。あなたの人生をしっかり生きていれば、死後のことは仏がいっさい面倒をみてくださるよ--- と教えてくれているのです。そのために、極楽や浄土の教えが説かれているのです。
いま、世間では「終活」という名の死の準備がすすめられています。それは、死後の心配ばかりしているのです。死後のことばかり考えて、いま現在をないがしろにしています。馬鹿らしいと思いませんか。
遺産相続を考える暇があれば、妻や子どもたちと一緒に旅行をし、楽しい食事会をした方がよい。子どもたちに語っておきたい事があるのであれば、いま語ればよいのです。死んだ後で「ありがとう」と言うより、いま「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えればよいのです。あなたは、死んだ後の事を考えず。いま楽しい人生を生き、家族と一緒に楽しい時間を送って下さい。
それが本当の「終活」なのですよ。
2014年7月24日 9:06 カテゴリー:書籍紹介