書籍紹介「“死は大事な仕事”しっかり死ぬということ」 ひろさちや 中村仁一 共著
「死は大事な仕事」しっかり死ぬということ
ひろさちや 中村仁一 共著 ISBN978-4-8284-1691-5
こんなことを考えている方は「生と死」を再考して下さい。
早期発見、早期治療は正しい・アンチエイジングをやってみたい…
病の苦しみは減らせる・専門医は総合医より格上・薬を出す医者はいい医者・定期健診や医学の統計は信用できる・がんは早期発見に限る・前立腺がんのPSA検査は必要・テレビに出ている医者は名医etc。
われわれ現代日本人は、病気になれば、なんとかその病気から逃れようとします。そうすることによってかえって苦しみを大きくしているのではないでしょうか。実は、病気になったときの問題は、すべて生き方の問題なのです。あなたが、この人生をどう生きるか?それが問われています。
金儲けだけのための人生を生きていれば、致命的な敗北です。もし、あなたが働くことばかりに生きていたのであれば残念なことになり、もがき苦しむはめになります。
しかし、あなたが、のんびり、ゆったりと人生を生きようとしているならば、病気になっても、おたおたする必要はありません。病気のまま、ゆったり、のんびり生きることができるからです。つまり、病気になったときの問題は医療の問題ではなく、あなたの「生き方」の問題なのです。「生き方」が問題であれば、医師に相談してもなんにもなりません。医師というのは医療技術者であって、人生、人間の生き方を知らないからです。
もちろん、あなたは病気の症状やそれに対処する方法を医師に相談するのはいいのです。しかし、あなたの「生き方」は、あなた自身が決めるべきです。あなたは人間らしく生きるために医療技術を限定的にうまく利用すればいいのです。
そして、「いかに死ぬかは人生の問題であって、医療で解決できる問題ではありません」
2013年10月17日 9:35 カテゴリー:書籍紹介