書籍紹介 「老いない技術ー元気で暮らす10の生活習慣」 林 泰史 著
老いない技術ー元気で暮らす10の生活習慣
林 泰史 著 ISBN978-4-396-11115-1
医学が死に対して挑戦し続けてきたことによって、男女それぞれの平均寿命は世界最高水準まで上がり高齢化社会が到来しましたが、人々は医学に対して平均寿命の延伸だけでなく、いつまでも若々しく楽しく生きられるような技術を求めるといった具合に、医学に対する要望水準が高くなってきました。
医学に対する高い望みの一部でも適えるため、高齢者医学に関係していた著者は、老いない技術に関わる体にいいこと、悪いことを明らかにする責務があると考え本書を著しました。
本書では多くの健康関連書籍が推奨してきたような健康を阻害する危険因子を可能な限り排除して健康寿命を目指そうとするのではなく、ストレスのない、ゆったりとしたセカンドライフ健康法を示しています。そのために必要な新健康常識のポイントを血清アルブミン値が高い、血清コレステロール値は高すぎず低すぎず、足が丈夫であるなど「元気で長生きの十か条」を示し、この十か条に合わせた生き方をするのが不老長寿に近づくクスリであると主張しています。そして、この十か条の詳細とその科学的根拠について以下の章立てで詳しく説明しています。
第1章 老化とは何か
歳をとってもあまり老け込まないで若々しさを保つために体にいいこと、悪いことの概略
第2章 生活の質を高め、病気と上手に付き合う方法
病気にならない方法を知っておくとともに、たとえ病気になっても病気とうまく付き合う方法
第3章 食の健康 健康の源は食にあり
老いないための技術としての食事
第4章 誰にでも実行できる運動療法
老いないための技術としての運動
第5章 生活習慣を少しずつ改善する
食事・運動療法以外の生活について見直し、老化しない技術を知る
老化は止められないが、遅らせることは誰にでもできる!!
2013年9月12日 9:02 カテゴリー:書籍紹介