書籍紹介 「免疫力を高める生活」 西原克成 著
免疫力を高める生活
ISBN 4-7631-9684-7
西原克成
本書では、現在の医学が「ど忘れ」してしまったことに焦点を絞り込むことによって、健康で長生きするための「免疫力を高める生活」を提案しています。
代表的な免疫病であるアレルギーや蕁麻疹、アトピー性皮膚炎やぜんそく、糖尿病などはお互いに独立した病気ではなく元は同じです。たまたま様々な器官にまたがって発症するということです。
例えば、寒い季節に風邪をひくのは、喉や腸が冷えると、扁桃のM細胞から白血球内に大量の常在菌やウィルスが取り込まれます。この白血球が運び屋となってバイ菌やウィルスをばらまきます。すると、まず、鼻か喉が痛くなり、やがて全身の関節が痛み、顔が紅潮し、頭痛がし、せきが出て、時には下痢や膀胱炎になり、筋肉も痛み、頭もボーっとしてきます。これが風邪発症のメカニズムで、著者はこれは急性の免疫症状を示す全身性の病気つまり免疫病と位置づけます。
免疫力を高めるのに最も大切なのは、少しでもバイ菌を血液やリンパ液内に送り込まないこと。そのうえで細胞呼吸を司ってるミトコンドリアを活性化すればよく、その手段として以下の7つの生活習慣を身につけることを提案しています。
・鼻で呼吸する
・両顎でよく噛む
・上向きで寝る(骨休めする)
・冷たいものを飲み過ぎない食べ過ぎない
・軽い運動とリラックスを心がける
・太陽の光を浴びる
・心と体に優しいエネルギーを取り入れる
2012年4月19日 8:25 カテゴリー:書籍紹介