書籍紹介「福島孝徳 脳外科医奇跡の指先」 PHP研究所取材班編 著
福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先
ISBN 4-569-63434-6
PHP研究所取材班編
日本を飛び出し、世界で活躍する1000分の1ミリ単位の超精密手術を行う元不良少年のサムライ脳外科医が命の医療現場・人生について語る取材本。
他の医師に「もう駄目だ」と手術不可能とさえ言われるような難しい病例を数多く手がけ、神様が許す範囲で誰もがやろうとしないような手術に挑み、患者さんが全治されることを使命と語る。病気で苦しむ人を助けてあげた時に何物にも代えがたい喜び、使命感、正義感が福島を駆り立てる。涙を流して喜んでくれる患者さんの姿を見た時、「この仕事をしていて本当によかった」と思い、患者さんの喜ぶ顔が見たいから今日も福島は医師を続けている。医師としての生き方は、「すべてを患者さんのために」というテーマで貫かれている。
第1章 ウルトラC難度の手術に挑む
白足袋で手術に臨み、完璧な手術のために、独自に確立した鍵穴手術や手術用具などについて語る。
第2章 医者になった元悪ガキ
勉強嫌いの悪ガキが医師を志した動機や、出る杭が打たれ、夢破れ、戦う場をアメリカに移したドラマについて語る。
第3章 脳の病気で死なないために
脳の特徴、脳外科医の専門性、手術を受ける医師の選び方などについて語る。
第4章 日本の医療制度への提言
専門医制度の見直し、病院のランク付けの必要性、更には若手を育成するための教育基金の設立などについて語る。
2012年4月5日 8:46 カテゴリー:書籍紹介