書籍紹介「「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物」渡辺雄二 著
「「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物」
渡辺雄二 著 ISBN978-4-479-78586-6
食品は、本来、食べ物(食品原料)からつくられるべきです。ところが、製造・加工上の都合、保存期間の延長あるいは色づけなどを目的として、食品でない添加物が使用されています。
Ⅰ 添加物の種類
1.厚労省が定めた添加物
(1)指定添加物
ほとんどは化学合成された添加物で、「自然界に存在しない化学合成物質」と「自然界に存在する成分をまねて人工的に合成した化学物質」があります。
(2)既存添加物
天然に存在する植物、海藻、昆虫、細菌、鉱物などから抽出したもの。
2.厚労省が定めた以外に使用できる添加物
(1)一般飲料添加物
ふだん私たちが食べている食品を使用したり、そこから特定の成分を抽出したもの。
(2)天然香料
ほとんど植物から抽出された香り成分
3.危険性が高い添加物
(1)指定添加物
「自然界に存在しない化学合成物質」のうち体内にとりこまれた場合、分解されにくく体内に蓄積されるものは危険性が高い。
(2)既存添加物
一見、安全であるように思われますが、食経験のない植物や海藻、細菌などから抽出したものは安全とはいえません。
Ⅱ 危険性が高い添加物と食品の具体例
1.危険性が高い添加物の具体例
(1)亜硝酸Na
・ハムやベーコンで色の黒ずみを防止するために使用される発色剤
・食品のなかのアミンと結合し、発ガン性物質に変化する。
(2)アスパルテーム
・清涼飲料やダイエット食品に使用される合成甘味料
・脳腫瘍との関係が問題視されている。
(3)ソルビン酸
・ハムやソーセージ、加工食品に用いられる保存料
・発がん性が疑われるデータがある。
(4)カラメル色素
・多くの飲みものや調味料などに色付けするために使用されている。
・発がん性をふくむものがある。
(5)調味料(アミノ酸等)
・食品に「うまみ」をつける目的で、非常に多くの食品に使用されている。
・人のよっては「中華料理店症候群」という過敏症に陥る可能性がある。
(6)香料
・お菓子や飲みものなど多数の食品に香りづけのために使用されている。
・一部危険なものがあるが、消費者には何が使用されているかわからない。
2.「食べてはいけない」食品の具体例
(1)主食系…ハムサンド、コンビニ弁当、パスタ、駅弁、カップ及び即席めん
(2)加工食品…ハム・ベーコン、ウインナーソーセージ、明太子・たらこ、福神漬、たくあん
(3)生鮮食品…輸入されたグレープフルーツ、レモン、オレンジ、ライム
(4)お菓子…ガム、豆菓子、ビーフジャーキー、サラミ、清涼菓子
(5)飲み物…炭酸飲料、コーラ、缶コーヒー、栄養ドリンク、ゼリー飲料、合成甘味料入りノンアルコールビール
(6)調味料…ダイエット甘味料、化学調味料(原材料はすべて添加物)
いつも買っているあの食品は大丈夫!?
できるだけ安全性の高い添加物が使われている食品を選択すればいい!!
2024年4月4日 9:02 カテゴリー:書籍紹介