書籍紹介「病院に行かない生き方」池田清彦 著 

書籍紹介「病院に行かない生き方」
池田清彦 著 ISBN978-4-569-85163-1

医療の進歩によって、かつては不治の病といわれたものも治る様になった。著者が子どもの頃は、白血病と診断されたらまず助からなかった。今は、抗がん剤や骨髄移植によって、命が助かる人も多くなった。しかし、老化に伴う体の不調は治療をすれば治るといったものではない。老化は高等動物の個体の宿命で、現在の科学技術ではこれを防ぐ事は不可能だし、将来可能になるとも思えない。しかし、若い時に病気になって治療をして治ったという成功体験をもつ多くの人は、今の不調も医者に行けば治ると思う事が多いらしく、コロナ禍の前までは、内科や整形外科の病院の待合室は高齢者でいっぱいだった。

あるいは、毎年健康診断を受けて、自分の体をチェックしておけば早期発見・早期治療が可能だと、律儀に定期健診を受ける人も多い。欧米では、自社の従業員に健康診断を受けさせる事を、企業に義務づけてはいない。これは、健康診断を受けても受けなくても死亡率に差がないデータがあるからだと思う。

健康診断では“平均値”が用いられるが、「平均から外れている」こと自体は、統計上の「客観的事実」だが、健康か病気かの絶対的な基準なんてものは存在しない。その方面の権威とされる団体(学会など)が「この辺から先は病気って事にしよう」と恣意的に決めたものを「基準」という事にしているだけである。人間ドックで全ての項目が異常なしである人の割合は、つまり、全てが「正常」な人は20人に1人くらいしか存在しません。

一方、野生動物は、病院にも行かなければ、薬も飲まないけれど、けっこう健康で暮らしていけるのは、自分の体の声を聞いて、無理な事はしないからだ。自分の体の専門家は、他でもない自分なのだという事を肝に銘じて生きていけば、老後はバラ色とは言えないまでも、それほど悲惨にもならないと思う。

死ぬまで自分らしく生きる!!

2022年9月15日 8:45  カテゴリー:書籍紹介

RSS

RSSフィードRSS

糖鎖サプリメント「ダイナトーサ」は下記の方法で、ご購入いただけます。

ホームページでご注文(24時間受付)
ご注文手続きへ進む
お電話でご注文(平日9時~18時まで受付)

※携帯電話・PHSからは 03-3523-5941

FAXでご注文(24時間受付)
FAXご注文用紙はこちら

FAXに「お名前」「お届け先」「注文個数」「支払方法」を記載の上FAXをお願いいたいます。

FAX注文の場合、PDFファイルが開きます。PDFとは?

電子文書を迅速・安全・確実にやり取りするための標準フォーマットです。通常のメーカ製パソコンではインストール済みかと思います。
インストールがお済みでない場合、利用(閲覧/印刷など)するには無償で利用できる Adobe Reader が必要になります。
Adobe Reader ダウンロードはこちらから(無料)

>>このページのトップへ