書籍紹介「症状で見分ける家庭医学事典 」福井次矢 監修
症状で見分ける家庭医学事典
福井次矢 監修 ISBN978-4-86651-292-1
どんなに日頃から健康管理に気を遣い、病院で定期的に検診を受けていても、体に思いもよらぬ不調や痛みが突然生じることは、誰にでもあります。
例えば、急に吐き気がするほど強い頭痛が襲ってきたとしましょう。まずは、落ち着いて様子を見るべきでしょうか? 近くの病院に行って診察を受ける? それとも、思いっきって救急車を呼びますか?
本書は、そんな想定外の事態が自分や身近な人に起こったときに備え、正しく状況を判断し、冷静に対処するための医学実用書です。頭痛、セキ、腹痛など、誰もが一度は経験するであろう症状から、頭部の外傷や血尿など、突然起こったら気が動転してしまうかもしれない症状まで、全身のあらゆる症状を網羅しています。もし、頭痛で医師の診察を受けるとき、それがどんな痛みなのか、いつから続いているのか、どういう時に痛むのかなど、頭痛の詳細を医師に聞かれると思います。頭痛とひとくちに言っても様々な種類があり、医師は詳細を知ることで、頭痛の種類を推測し、その患者さんにとって最適な治療方針を検討するのです。
本書もまた、症状のあらゆるケースを想定し「落ち着いて対処すればいいケース」「診察を受けた方がいいケース」「救急外来を受診すべきケース」の三つのレベルに分類しています。そして、それぞれのケースに応じた具体的な対処法が紹介されています。もし、自分の症状に合致するケースが見つからなっかたら、自己判断せずに病院に行き、医師の診断を仰ぎましょう。
コロンビア大学准教授ほか、名医11名が教えるこんな時すぐ病院に行くべきか?全身の不調や痛みを3段階で診断!!重症度の判定と対処法。
もしもの時の「最適解」がこの一冊でわかる!!
2020年12月17日 9:26 カテゴリー:書籍紹介