書籍紹介「医者のデマ 」近藤 誠著
医者のデマ
近藤 誠著ISBN978-4-7678-2724-7
世界中の医学論文を読み、著者は「成人の病気の9割は白髪と同じ老化現象で、防ぐのも治すのも無理で、早めに見つけて治療するほど早死しやすいと悟りました。
風邪、高血圧、不眠、うつ、がん・・・。大人の病気の9割は、医者には治せません。風邪やインフルエンザを治せるクスリさえも、いまだに発見されていない。血圧や血糖値、コレステロールをクスリで下げると、むしろ早死しやすい。不眠は、もとのストレスが減らないと治りません。うつ病、骨粗しょう症、認知症のクスリの効果ははっきりしないのに、副作用は心身をボロボロにして一生たたります。
がん治療の延命効果も、血液がんを除いて「不明」としか言いようがない。「医療の進歩で、がんは治る病気になった」と言われながら、この40年で国民の死因第1位。がん死はむしろ増える一方で、日本人の3分の1の命を奪っています。
また「体温を上げると免疫力が上がって健康になる」「がん細胞は熱に弱いから、体を温めた方がいい」というのもデマ。人間は体温が一定に保たれることで生存できる「恒温動物」です。生姜や重ね履きなんかで体温(体の深部温度)が上がるわけがないし、本当に体温が上がったときには熱中症で、命が危ない。「熱でがんを殺す」と温熱療法に熱中したり、肌にカイロなどを押し当ててヤケドが絶えない人も多いが、これも無意味。がんを殺す程の熱であれば、正常細胞も殺します。
さらに、熱、セキ、鼻水、下痢、嘔吐などは、異物や毒を一刻も早く追い出そうと、カラダが最善を尽くしている印。「出るものは出しきる」のが最も理にかなった療法で、クスリは基本的に無用です。
科学的根拠によれば医者の「効きますよ」は、実はウソでした!!
2020年8月6日 8:53 カテゴリー:書籍紹介