書籍紹介「まいにち漢方 」櫻井大典 著
まいにち漢方
櫻井大典 著 ISBN978-4-8163-6553-9
本書では、病院に行ってもなかなか解決しにくい、数値に出てこない不調への対策のヒントを、1日ひとつ全部で365を紹介しています。
すべてを完璧にすることが目的ではなく、できそうだと思ったことを取り入れて下さい。そうすることで、中医学の師匠たちが言っていた、不調もそれほどひどくなく、なんとなく元気に暮らしていけるでしょう。
なお、中医学を学ぶ上で、どうしても外せないひとつの概念に「肝、心、脾、肺、腎」という「五臓」がありますが、これは内臓そのものではなく、以下のように「生命活動に必要な働きや機能を分類したものです。肝(自律神経系、情緒系)、心(循環器系、意思系)、脾(消化系)、肺(呼吸器系、皮膚)、腎(内分泌系、水分代謝系)。
それでは、カゼと舌の色についてのヒントを紹介します。
(1)カゼ
カゼは、その症状から大きく4タイプに分けられます。
①赤いカゼ・・・炎症が特徴で、れんこんがおすすめ
②青いカゼ・・・寒気が特徴で、生姜がおすすめ
③乾いたカゼ・・・空咳が特徴で、ゆり根がおすすめ
④湿ったカゼ・・・下痢や軟便が特徴で、しそがおすすめ
(2)舌の色
舌の色は大きく5タイプに分けられます。
①淡い(白っぽい)・・・血が不足している状態で、黒豆や黒ごまがおすすめ
②赤い・・・熱がこもった状態で、きゅうりやなすがおすすめ
③両側だけ赤い・・・ストレス状態で、香りの良いお茶やアロマでリラックス
④暗い紫・・・血の流れが悪い状態で、青魚や玉ねぎがおすすめ
⑤白い・・・血が不足している状態で、生姜やねぎがおすすめ
ゆる~いから続けられる体と心をいたわる365のコツ
2020年5月7日 8:49 カテゴリー:書籍紹介