書籍紹介「医者が教える正しい病院のかかり方」山本健人 著
医者が教える正しい病院のかかり方
山本健人 著 ISBN978-4-344-98579-7
世の中には様々な医療情報があふれているが、その中身は玉石混淆。命の危機につながる間違った情報も少なくない。そして、病院に行ったら行ったで、何時間も待って診療は数分、医者に聞きたいことがあっても聞けない、説明されても意味が分からない等々、患者側の悩みは尽きない。私たちはどうしたらベストな治療を受け、命を守ることができるのか?
本書は正しい情報を分かりやすく発信することで、多くの人から信頼される現役医師が、風邪からガンまで、知っておくと得する60の基本知識を解説した、医者と病院のトリセツです。
それでは、具体的な基本知識をいくつか見てみます。
(1)病院に行く前に準備しておくことは?
保険証、以前にかかった事のある病院ならば診察券、小さいお子さんの場合は母子手帳。もう一つ、必ず持っていっていただきたいのが、お薬手帳です。さらに持ち物以外には「これまでにどんな病気にかかったことがあるか(既往歴)」の質問にすぐに、できるだけ正確に答えられるようにしておく。
(2)救急車を使うとすぐに診てもらえるのか?
実際には、救急車で来ても自力できても、症状が同じなら待たされる時間は同じということが一般的です。特に連休中はかなり混み、2~3時間待ちが普通というケースも少なくない。
(3)なぜ、医師や病院によって出す薬が違うのか?
①後医は名医とも言われるように、最初の医師と次の医師では「知り得た情報量」に違いがあるから。
②時間経過による症状の変化があり、例えば、咳と鼻水の症状で、最初の医師は風邪と診断し、後の医師は肺炎と診断するようなケース。
③処方すべき薬の選択肢が複数あるから。
風邪からガンまで命を守る60の選択!!
2020年4月2日 8:42 カテゴリー:書籍紹介