書籍紹介「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 奥田昌子 著
「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣
奥田昌子 著 ISBN978-4-413-04553-7
日本人は体質的に、動脈硬化になりにくい、内臓脂肪が蓄積しやすい、アルコールに弱いなどの特徴があり、人種(体質)が変われば、長寿の秘訣も変わります。
日本人は古代から、自分たちの健康長寿に役立つ食と生活習慣を追い求め、知恵や教訓として受け継いできました。近年、100歳を超える百寿者の数が増えたことで、長寿者に共通する生活習慣の研究が進んでいます。さらに、遺伝学の急速な発展は長寿の解明につながる医学データの蓄積をもたらしました。
本書は、現時点で明らかになっている知恵と知識と情報をときほぐし、そこから、健康寿命に役立つことが科学的に裏づけられた以下の4つの習慣を選び出しました。
(1)第一の習慣
魚を中心とする動物性タンパク質と、大豆、海藻、緑黄色野菜をしっかり食べること。
(2)第2の習慣
腹八分目を続けること。食べ過ぎて内臓脂肪が増えると脂肪の燃焼を助けるアディポネクチンが少なくなります。余分な内臓脂肪がなければアディポネクチンが多くなり、日本人の弱点を克服できます。
(3)第3の習慣
有酸素運動を続けること。有酸素系運動により、動脈硬化を予防、改善すれば、慢性炎症を抑えて老化を遅らせられる可能性があります。
(4)第4の習慣
人生に前向きに取り組むこと。考え方を変えるのは単なる気休めではなく、健康寿命と平均寿命を延ばします。
20万人の健診結果と最新医学データで浮かび上がった100歳を超えても元気な人の「4つの習慣」とは!
2019年1月10日 22:01 カテゴリー:書籍紹介