書籍紹介「医者の本音」 中山祐次郎 著
医者の本音
中山祐次郎 著 ISBN978-4-7973-9687-4
著者は、正直なところ、本書を書くかどうか、かなり悩みました。業界内部にて、業界のことを本音として書くことに意味があるのか。ただの暴露にしかならないのではないか。そして、著者が本書を書いた後、医者を続けられるのか。本屋さんには、医者が本音を綴った本はいくつかありますが、みな引退したか引退寸前の大先輩医師が書いたものばかり。現役で、これから数十年を見据える若手医師の書いたものはありません。ですから現役の若い医者が頭の中をさらけだし、答えにくい質問に答える。そこにはひとしずくの真実が含まれ、有用なものになるのではないかと思い著者は「書こう」と決めました。
繰り返しますが、この本は医療業界の暴露本ではありません。その代わり「お医者さんに面と向かって聞いては失礼になるのでは?」という以下のような質問には包み隠さず答えています。
(1)なぜ、医者の態度はいつも冷たいのか?
(2)患者さんの「薬を減らしたい」をどう思うか?
(3)「様子を見ましょう」の裏で何を考えているのか?
(4)「余命3ヶ月から奇跡の生還」をどう見ているのか?
(5)「ソデの下」は渡したほうがいいのか?
(6)がんの「民間療法」はこっそりやるべきか?
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上記以外にも「医者の出す薬が多い理由」や「がん告知で必ずしてほしい3つの質問」など、今まさに病院に通われている人に有用な内容も盛り込まれています。さらに、若手医師へのメッセージもたくさん込められています。
「ここまで書いていいの?」現役の医師が勇気をもって明かす!
驚くべき本心に迫る!!
2018年12月6日 8:46 カテゴリー:書籍紹介