書籍紹介「“見えない病”の治し方」 根来秀行 著
“見えない病”の治し方
根来秀行 著 ISBN978-4-86029-473-1
私たちの健康や若さは「体内時計」「自立神経」「ホルモン」「毛細血管」の4つが有機的につながり、影響を与え合いながら、絶妙のバランスの上に成り立っています。
この4つの要素を正常に働かせることこそ、健康長寿の秘訣。
そして、その基本は「規則正しい生活」「睡眠」「食事」「運動」です。病を治すことは大変重要ですが、そもそも病にならないことが最も重要です。病にならない方法を応用することで、病になるどころか最高のパフォーマンスを発揮することも可能になります。生活習慣の柱になるのは「体内時計のリズムに沿った生活ができているか」です。朝、日光を浴びると体内時計がリセットされ、およそ15時間後から体は入眠の準備をはじめます。その時、毛細血管に血液を流す方向に切り換えていくことが大事ですが、そのためには副交感神経を高めつつ、就寝前にリラックスする必要があります。昼間の興奮が尾を引き、交感神経が高い状態が続いている場合は、ゆっくりと湯船につかり、呼吸法やストレッチを取り入れて副交感神経を優位にします。そうすることで睡眠に必要なホルモンが全身に行き渡ていきます。
もちろん、偏りのない食事や適度な運動も大切な要素であり、喫煙や過度の飲酒、ストレスなどは避けられるべき要素になります。体の不調や疲労、不眠などのトラブルがあるとき、これらの要素に不具合はないのか、自分の体の声に耳を澄ませて生活習慣を見直すところから立て直しを図っていくことが健康への近道になります。
健診で見つからない隠れた病気を隠れたうちに治す!!
2018年8月2日 8:50 カテゴリー:書籍紹介