書籍紹介「生きていくあなたへ 105歳どうしても遺したかった言葉」日野原重明 著
生きていくあなたへ 105歳どうしても遺したかった言葉
日野原重明 著 ISBN978-4-344-03172-2
本書は、先生が望まれた「対話」の形をとるために、2016年12月29日から年末年始を除き1月31日までほぼ毎日、ご自宅のリビングルームで行ったインタビューをもとに以下の5章立てで作られています。
第1章 死は命の終わりでない
人生をどう生きるかということと、死を迎える覚悟は表裏の関係にあります。そして、人間は自分が死ぬということをあらかじめはっきりと知っている生きものである。
第2章 愛すること
あなたの希望を分かち合うために、あなたの時間を使うことが愛です。希望と愛の種を悩む友の心の中に蒔きましょう。恕(ゆる)しは、他を信じて耐えて待つ愛の心。
第3章 ゆるすことは難しい
人に傷を与えたことは忘れるが、人から受けた傷や攻撃はどうしても忘れられない。それは、人を恕(ゆる)せない人間の愚かさのためなのだ。
第4章 大切なことはすぐにはわからない
生まれてきたことはハプニングスか?人間にとっては偶然でも、天から見ると人間にも分からないシナリオがある。
第5章 未知な自分との出会い
一歩を踏み出せば見えてくる景色が変わる。行動こそが不安を打ち消してくれる。未知とは、変化する可能性のこと。変化していく自分を待望してほしい。
どんな苦しみの中にいても、生きることは喜びに満ちている。
死を目前に紡がれた、生涯現役渾身最期のメッセージ。
2017年7月18日午前6時30分頃、日野原先生は105年と10か月にわたる長いこの地上での旅路を終え、神様のもとへ旅立たれました。
2018年1月18日 9:07 カテゴリー:書籍紹介