書籍紹介「老い」を遅らせる食べ方 作田英成 著
「老い」を遅らせる食べ方
作田英成 著 ISBN978-4-344-91431-5
「健康的に老いる」にはどうすればよいでしょうか。どんな食事を摂ればよいのでしょうか?実は、健康的に老いるための食べ物と食べ方については、目新しいものがあるわけではありません。
(1)カロリーを控えめに摂り (2)食物繊維を多く摂り (3)野菜を多く摂り (4)低炭水化物食を避け (5)夜遅く食べない (6)サプリメントを安易に摂らないことです。
でも、なぜそれらが健康によいのか、心得ている人は少ないとみられます。その「なぜ」に答えたのが本書のテーマです。
(1)カロリーを控えめに摂る
カロリーの摂り過ぎは体の中にある「たんぱくの合成や、成長を促す経路」を活性化し、大人では老化を早めます。この経路上にある「老化酵素」mTORは動物性のタンパク質を多く摂ると活性化されます。
(2)食物繊維を多く摂る
食物繊維は善玉菌を増やし、腸内で発酵して短鎖脂肪酸に変わり、炎症を抑え老化を遅くします。
(3)野菜を多く摂る
植物性のタンパク質や脂肪を多く摂る菜食主義者は長生きです。
(4)低炭水化物食(LC)を避ける
LC食は、体脂肪を減らさない割に筋肉の方を減らすのみならず炎症をひきおこし、老化を早める。
(5)夜遅く食べない
脳の体内時計と連携する体の体内時計は食事の影響を受け、夜遅く食べたり、朝食を抜いたりすると体内時計のリズムが乱れる。
(6)サプリメントを安易に摂らない
植物中の多様な化学物質は有益ですが、食品としてひとかたまりに摂るのが賢明です。
世の中の「常識」を徹底解剖。老化を2割遅らせる「究極の食事法」
2017年11月16日 8:48 カテゴリー:書籍紹介