書籍紹介「なぜあなた疲れはとれなのか?」 梶本修身 著
なぜあなた疲れはとれなのか?
梶本修身 著 ISBN978-4-478-10245-9
誰しも1日が終わり家に着くと、全身がぐったりしていると思います。そして、多くの人はこれを「からだが疲れた」と自覚していることでしょう。「からだのだるさ」以外にも「肩がこる」「頭が重い」「ふらふらする」などの症状が現れているかもしれません。しかし、最近の疲労研究では、これらの症状すべてが実は「からだの疲労」ではなく「脳の疲労」なかでも「自律神経中枢の疲労」(視床下部・前帯状回の疲労)であることが判明しています。従って、交感神経優位な状態が自律神経中枢の細胞、すなわち脳を疲弊させることになるので、交感神経が支配する時間を減らし、副交感神経が優位な状態を多くすれば、日常の疲労を減らすことができます。
本書では、疲れをとるための方法を生活習慣、睡眠、運動、食習慣、場所、働き方の6つに分けて解説しています。具体的には例えば以下のような方法が解説されています。
(1)生活習慣・・・「日焼け止めクリーム」より「サングラス」
疲れの大敵である紫外線対策にはサングラスが最適。日焼け止めクリームを使わなくても、これだけである程度紫外線が予防できる。サングラスは色の薄いものでUV完全カットのものにする。
(2)運動・・・「毎日運動」より「たまに運動」
運動は毎日する必要はない。通勤で歩いている人は、週に1、2回の軽いウォーキングをするだけで十分。激しい運動は「体を痛めつける」だけ。
(3)働き方・・・「デスクワーク」も「肉体労働」も疲れる
デスクワークも肉体労働も、どちらも疲れは同じようにたまる。だから、今日は仕事で頭を使ったから、夜は体を動かそうと考えて運動すると、さらに疲れをためることになる。
日本で唯一の疲労医学の教授が教える科学的に正しい疲労回復法!!
2017年11月2日 8:57 カテゴリー:書籍紹介