書籍紹介「うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」 堀江重郎 著
うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい
堀江重郎 著 ISBN978-4-492-04596-1
40代からの日本人男性に多く見られる男性ホルモン「テストステロン」の急激な減少により、元気がなくなって気分が落ち込んだり、イライラしたり、朝起きられなかったり、不眠になったりします。成人男性のテストステロンは以下のように身体、脳、精神の状態、さらに生き方まで、男性の人生に深くかかわっています。
[身体]
・骨や筋肉を作り、強さを保つ
・性欲や性機能の源
・血液を作る働き
・動脈硬化の予防
・メタボの予防
[脳]
・認知機能
・体内時計への作用
[精神]
・ヤル気
・判断力
・決断力
テストステロン値が下がってくると、さまざまな「困った」問題がおきますが、その典型的な現象が「何もかもおっくうになる」「ヤル気がなくなる」といったものです。そして、これこそが「男性の更年期障害」なのです。頻尿や尿もれ、EDなどはテストステロン値を上げることで改善する事が多く、また、うつ病患者さんの多くがテストステロン不足であり、抗うつ剤でかえって悪化させているケースもあります。
テストステロン値は「泌尿器科」や「メンズヘルス外来」などの血液検査で簡単にわかります。値が低いと、補充療法などで様々な症状が劇的に回復しますが、テストステロン補充療法を受けている日本人は年間2万人にすぎません(米国は170万人)。
なお、テストステロン値は次のようなライフスタイルの改善でも増やすことができます。適度な運動、仲間との行動、ストレスの解消、夜更かしをしない、女性と接する、パワースポットに出かける、ゲームをするなど。
メンズヘルスの第一人者が、テストステロン値の減少がもたらす更年期障害への対処法をわかりやすく解説。
テストステロン値を高めて「できる人」になる!!
2017年9月7日 8:53 カテゴリー:書籍紹介