書籍紹介「視力を失わない生き方」深作秀春 著
視力を失わない生き方
深作秀春 著 ISBN978-4-334-03959-2
日本人は、日本の医療は先進国でもトップレベルだと信じているかもしれませんが、こと眼科手術医療に関して言えば、世界トップレベルからみると圧倒的に遅れ、むしろ低レベルと言ってよい。
日本には、優秀な「眼科外科医」が極端に少なく、手術技術が高い、できる眼科外科医は著者の見るところ10人程度しかいない。今や人間の寿命は90歳近くになろうとしています。しかし、むき出しの臓器である眼は外傷などの外からの力に極端に弱く、さらに歳を重ねるにつれ必ず眼の疾患にかかります。
まず、白内障は年齢に%をつけた発生率で、ほとんどの高齢者がかかります。60代で60%、70代で70%、80代で80%の人がかかります。緑内障も、40代あたりから発症しはじめ、70歳以上では20%、80歳以上ではなんと90%がかかる、失明の原因となる疾患です。また、網膜剥離は、激しい運動をするようになる10歳頃から増加しはじめ、老化現象で50歳以降にも増加し、失明につながっています。さらに、最近よく話題にされる加齢黄斑変性は先進国での失明の原因の第1位です。
他にも、加齢や環境が原因となる眼の病気はいくつもあります。また、眼の病気は全身の疾患の表れでもあり、糖尿病や高血圧、膠原病、アトピー性皮膚炎や、日常生活の中でおこる眼外傷などと関連してよく起こります。
ところが、白内障をはじめ、網膜剥離、また日本では治療ができないと信じられている緑内障も加齢黄斑変性も、早期であれば手術で治せることがまったく知られていません。世界レベルの眼科手術を施行すれば、ほとんどの病気を治すことができます。
海外で修行を積み数々の治療法を開発、海外の眼科学会で最高賞を20回も受賞している眼科界のゴットハンドが語る、日本の眼科の真実。眼に関する日本の非常識、時代遅れを斬る!
併せて最善の治療法を解説。
2017年6月1日 8:53 カテゴリー:書籍紹介