書籍紹介「病気にならない人は何を食べているのか」森 由香子 著 

病気にならない人は何を食べているのか
森 由香子 著  ISBN978-4-413-21078-2

私たちのカラダは加齢とともに、誰しも必ず変化します。たとえ健康であっても、40歳前後から代謝が衰える、栄養素の吸収率が下がる、骨量が減る、筋力が落ちる、ホルモンの分泌量が減る、記憶力が落ちる、五感が鈍るなど、様々な変化が起きます。

そんな「健康の曲がり角」を迎えた私たち中高年は、この先も若さと健康を保ち続けていくために、食生活を見直す時期にきていると著者は考えています。「本書」は40代を境に食事をどう変えていくべきかを(1)食べ方 (2)食べ物 (3)食べる量 (4)食習慣 (5)調理法 などに分けて、例えば以下のような事例をあげて紹介しています。

(1)「食べ方」を変える!
肉は加齢とともに量を減らすのではなく、若いとき以上に積極的にとっていく必要があります。肉が少ないとコレステロールが減り脳卒中や認知症、うつの可能性が高まり、さらにタンパク質不足により筋力の低下や疲れやすくなります。

(2)「食べ物」にこだわる!
加齢とともに、干物から「生魚」にシフトする。干物には塩分量が多く、塩分過剰になる可能性が大変高くなります。

(3)「食べる量」を考える!
40歳をすぎたら「空腹感」が大切。長寿遺伝子は空腹を感じたときにスイッチが入り活性化します。

(4)「食習慣」を改める!
朝食を食べる習慣がない人は、50歳をすぎると血糖値や体脂肪が高くなり、糖尿病などの生活習慣病になりやすくなります。

(5)「調理法」を工夫する!
塩分の取り過ぎが気になりだしたら、調理のはじめに調味料を加えず、煮汁が少なくなってから最後の仕上げに調味料を加える。

40代を境に「からだ」も「食の常識」も変わる!!

2017年4月6日 9:28  カテゴリー:書籍紹介

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