書籍紹介 「賢い子」に育てる究極のコツ 瀧 靖之 著
「賢い子」に育てる究極のコツ
瀧 靖之 著 ISBN978-4-905073-36-9
著者が所属する東北大学加齢医学研究所は、日本国内では唯一、大量のMRI画像をデータとして蓄積し、脳の中を三次元で写し出し、それを解析しています。
対象となるのは、5歳の子供から80歳を超えるご高齢の方までで、そのデータ数は16万件にも上ります。子供のMRIのデータは特に貴重で、世界でもこれほど充実したデータを持っている機関はありません。このようなビックデータから「どんな生活習慣の人が、どんな病気になりやすいか」「どんな人が認知症になりにくいか」などが明らかになっています。
そして、最近、その研究から新しい事実が見えてきました。それが「どういうふうに育った子供が賢くなるか」ということです。子供を賢く育てる最大のポイントは「好奇心」にあり、ほとんどの子供は、生まれながらに「好奇心」を持っています。しかし、残念ながら必ずしも、子供の持つ「好奇心」を活かしきれていない、そんな家庭も少なからずあります。
本書では、子供の好奇心を十分に伸ばし、脳をぐんぐん伸ばすコツとして、以下の3つの側面から主に紹介しています。
(1)3つの秘密道具を使った好奇心の伸ばし方
①秘密道具 その1は図鑑(バーチャルの情報)
② 〃 その2は本物に触れる(リアルの体験)
③ 〃 その3は音楽の習い事(特にピアノ)
(2)子供の脳の成長(年齢)に合わせた取り組み方
①0歳~ 図鑑・絵本・音楽
②3~5歳 楽器・運動
③8~10歳 語学
④10歳~思春期 コミュニケーション
(3)健やかな脳を育む生活習慣
①朝食
②充分な睡眠
③寝る前の読み聞かせなど…
頭がいい子を“科学的に”解明!!
2016年8月4日 8:53 カテゴリー:書籍紹介