書籍紹介「発達障害の素顔 」 山口真美 著

発達障害の素顔
山口真美 著 ISBN978-4-06-257954-4

コミュニケーションが苦手、人や顔や目を見て話ができない。読み書きが苦手などは誰にだってある、ちょっとした性格のひとつ。
実は、脳が発達する過程で、うまく視覚が形成されなっかたりすると、その他の感覚器の形成に影響が現れます。人より視覚や聴力が極端によすぎるために同じものを見たり聞いたりしても、まったく違う世界として受け止めているのかもしれない。それが発達障害の素顔なのです。

本書では、これまで社会性の障害といわれてきた発達障害の原因を、近年の脳科学と認知科学からわかった成果を基に説明しています。現代社会の中では、発達障害は特殊な問題ではない。中でも自閉症においては、同じ傾向をもつ人々はすそ野を広げ、社会の中でひとつの個性となりつつある。学校や会社で、少々変わった人はいないだろうか。じつは私たちのごくごく身近に、こうした素因をもつ人々は存在しています。

効率を求め、平均的なマニュアルで教育することに慣れ切った人たちには、発達障害の人と接するのはやっかいだろうが、しかし、人を育てるということは、本来そういうことだ。

小児医療の進展に伴い、発達障害と診断されるケースは増加傾向にある。こうした状況の中で人々は、さまざまな個性を受け入れていかねばならない。そのためにも発達障害の認知の特殊性を理解する必要があるのだ。

著者の研究室では、赤ちゃんを被験者にして、形や色、動き、そして顔を見ることなど、視覚に関する機能を調べる「赤ちゃん実験」を行っています。

発達障害ー自閉症、ADHD、ディスレクシア、ウィリアムズ症候群などを感性の特性としてとらえることで、新しい治療と対応の可能性が見えてくる。

かれらには、この世界がどう映っているのか?

2016年6月2日 8:42  カテゴリー:書籍紹介

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