書籍紹介「近藤 誠の家庭の医学」 近藤 誠 著
近藤 誠の家庭の医学
近藤 誠 著 ISBN978-4-7630-1524-2
著者の主張は以下のごとく簡潔明瞭です。
・病気の9割は医者には治せない。
・クスリは毒だから飲まない。
・検診は百害あって一利なし。
・がんは切らずに治る。
本書は医者とクスリをできるだけ遠ざけて家族もペットも元気に長生きするための「家庭の医学」です。
具体的には、元気で長生きできる28の方法が示され、その中には次のような記述があります。
(1)傷はガーゼでなくラップで治す
傷を治す3原則は一刻も早く異物を洗い流すための「洗浄」「止血」そして「乾かさない」ことです。
(2)高コレステロールは長寿のもと
男性はコレステロールが高い方が長生きするし、女性にコレステロールのクスリを飲ませているのは日本だけです。
(3)元気な100歳は肉食系
「長生きしたければ肉を食べるな」と言う人もいますが、逆に早死にします。魚や卵なども含め吸収率の高い動物性タンパク質をしっかり摂って貯肉しましょう。
(4)減塩は危険。塩が足りないと病気になる
塩分を最もとらない人たちは、脳卒中や心筋梗塞になりやすく最も短命。塩を最も多くとる人たちは最も長寿で高血圧、心筋梗塞も少ない。
(5)予防接種で、インフルエンザは防げない
周囲を見わたしてみると、毎年まじめに予防接種をしているのいにインフルエンザにかかる人は多すぎる。
穏やかに長生きできる方法を40年以上、とことん考え抜いた著者の言うことに、さあ、耳を傾けてみてください。
2016年2月4日 8:56 カテゴリー:書籍紹介