書籍紹介「医者に殺されない47の心得」 近藤 誠 著
医者に殺されない47の心得
近藤 誠 著 ISBN978-4-7762-0764-1
医者を40年やってきた著者が、いちばん自信をもって言えること。それは「病院によく行く人ほど、薬や治療で命を縮めやすい」という事実です。医者にかかればかかるほど検査が増えて「異常」が見つかり、あれこれ薬を飲んだり手術をしたりするハメになる。
がんが見つかると、「手術、抗がん剤、放射線が標準治療」と言われて、いきなり大事な胃や子宮を切り取られたり、死ぬほど苦しい抗がん剤治療をさせられたり、ストレスも大変なもので、体に悪いことばかり。薬のほとんどに病気を治す力はないのに、副作用は大きい。風邪薬や解熱剤でもアナフィラキシーショックが起きるし、肺がん用抗がん剤イレッサなどは承認後3年間で約8万6,800人の患者に使われ、588人が死亡。がんよりずっとこわい。
また、メスでお腹を切って腹膜をベタベタさわるとすぐ傷がつき、癒着します。癒着から腸がつまるとひどく痛むし、正常細胞のバリアーが崩れたところには、がん細胞がスッと入りこんで増殖する。信じるものは救われるといいますが、医療については「信じず、合理的に考える」ことがとても大事です。
また、医療では、患者さんのためと思ってつくりだした方法が問題の種になることがよくあります。例えば、鼻から食道、胃に至る管で栄養を流し込む「鼻腔チューブ」お腹に穴をあけて胃に直接チューブを差し込み、養分や水分を送り込む「胃ろう」があります。無理やり口に食べ物や飲みものを流し込むと、肺のほうに入って肺炎で亡くなる。栄養を与えなければ餓死が待っている。その代わり、植物状態で何年も生き続けることはありません。在宅医療なら、現代医療のおっせかいを受けずに、自然に死ぬことができます。
本書では、医療や薬を遠ざけ、元気に長生きする方法が解説されています。
病院に行く前に、必ず読んで下さい!
2015年10月1日 8:46 カテゴリー:書籍紹介