書籍紹介「眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと」平松類 著

「眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと」
平松類 著 ISBN978-4-8156-2184-1

世間の常識は眼科専門医の非常識―こういっても過言ではないほど、誤った目の健康法・健康情報がはびこっています。もちろん一般の方々に、医師と同等の知識を求めるつもりはありません。最低限「正しい基礎知識」を身に付けることで、医師との共通言語を獲得し、コミュニケーションをとれるようにしましょう。

1.「目の健康常識」は眼科専門医の非常識
(1)現時点で、「視力回復が期待できる」食べものは発見されていません。
(2)近視の進行予防には、「緑を見る」ではなく、ディスプレイを見る作業中は1時間ごとに2メートル以上遠くを20秒間見る習慣をつける。
(3)視力低下に関係があるのは「照度」ではなく「距離」です。
(4)近視も老眼もメガネを使うとより度数が進むというのは誤解です。
(5)老眼はピント調節機能の低下なので20代から進行し、「スマホ老眼」が若い世代でも増えている(一般的には40代以降)。
(6)ブルーライトメガネはブルーライトを30~50%カットしているだけなので、唯一の効能は「睡眠の質の改善」です。なお、成長期の子どもにはすすめられません。

2.その習慣、目にとっては「拷問」です。
(1)今日では、感染症による失明リスクは限りなく低いので、習慣的に目を洗い、涙を流すことは目によくありません(涙の成分が眼球を薄く覆い、守っている)。
(2)点眼直後は目を閉じ、目薬が眼球全体に行き渡るように、目頭を軽く押さえること。時間は目が乾いている「朝イチ」がベスト(点眼直後にまばたきはしない)。
(3)感染症防止のためには、1ヶ月を目途に古い目薬は買い替えること。さらに重要なのは、最低でも眼球から1センチほど離して点眼すること。
(4)ドライアイ解消の最善策は「涙の質」を上げることなので、目の周りを温めたり、DHAやEPAを含む魚を摂取すること。
(5)コンタクトレンズの手入れは「レンズをしっかり洗浄する」だけでなく、「レンズのケースを常に清潔に保つ」こと。
(6)紫外線を吸収するのはサングラスの「色」ではなく「加工」なので、2年を目途にレンズをチェックすること。
(7)色の濃いサングラスは、目の瞳孔が開くので、3年以上も使っていると、サングラスなしより激しいダメージを眼球が受ける。
(8)「水の一気飲み」「過度な運動」「ストレス」「心臓より眼球が下になる姿勢」は眼圧を上げる。
(9)失明原因のトップ5である「緑内障」「糖尿病性網膜症」「網膜色素変性症」「加齢黄斑変性」「網脈絡膜萎縮」は、実はかなり進行するまで1.0ぐらい見えていることは珍しくない。
(10)トップ5の疾患の診断には「視力検査」「眼圧検査」だけでなく、眼底カメラで、眼底の血管、網膜、視神経などをチェックする「眼底検査」は欠かせません。

3.放っておくと危険な目のサイン
(1)通常、視力の変化は少しずつ起こりますので、急激な視力低下があれば眼科へ行くこと。
(2)急に片目が見えなくなったら、永久に光を失う「網膜動脈閉塞症」の可能性があるので、できるだけ早く緊急外来に駆け込むこと(タイムリミットは6~8時間)。
(3)片目だけ視野が欠けるようなら眼科(緑内障)、両目同時なら脳外科(脳梗塞・脳出血)へ行くこと。
(4)「眼底疲労」は不調が多部位(頭痛、肩こり、全身の倦怠感)にわたり、かつ慢性化しやすいので、解消にはある程度の時間が必要です。
(5)「眼底疲労」の原因は目の酷使だけでなく、メガネが合っていない、遠視が強い、ドライアイ、老眼などが考えられます。
(6)ものが二重に見えるのが、片目だけなら「白内障」「乱視」、両目なら「脳動脈瘤」の可能性が高い。
(7)片目のまぶたが短時間で下がると「脳動脈瘤」の可能性ある(両目ならば老化なので問題なし)。
(8)「見たいところがよく見えない」「ゆがんで見える」場合は、ものの形や色を捉える中心窩に支障が生じる黄斑変性の可能性が高い。

4.知らないと危ない「眼科選び」
(1)通常の眼科検診ならば、「行きやすい場所にある、自分との相性が悪くない眼科専門医」で十分です(検査機器が進化しているので医師の腕の差は少ない)。
(2)手術が必要ならば、一番参考になるのは地元の口コミ。地元で評判の医師は腕がいいと考えられる。
(3)白内障の手術でのレンズ選びは「眼科専門医にお任せ」ではなく、自分の希望を優先すること。
(4)緑内障の手術は「将来的な失明を予防する」ためなので、術後の視力が術前よりも下がることがある。

失明につながる悪習慣は日常に潜んでいる!
習慣を変えれば一生見える目は手に入る!!

2024年5月16日 9:02  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介「若返りホルモン」米井嘉一 著

「若返りホルモン」
米井嘉一 著 ISBN978-4-08-721278-5

健康診断や人間ドックでは、通常、測定されることのない血中ホルモン量が心身の老化と密接に関係している。長年、老化のメカニズムの研究と診断・治療に取り組み、患者の「若返り」を実証してきた抗加齢医学研究の第一人者である著者はそう明言する。

Ⅰ 機能年齢
肉体や臓器の機能面の老化は、個体差が非常に大きいという特徴がある。
1.5つの機能年齢
「ホルモン年齢」が最も重要なカギを握りほかの4つの機能年齢にも多大な影響を与える。
(1)「血管年齢」「筋肉年齢」「骨年齢」「神経年齢」「ホルモン年齢」
(2)ホルモンが作用する2つのルート
・「自律神経」ルートは、スピードは早いが、効果は一時的
・「内分泌」ルートは、血中に入り、スピードは遅いが、効果は長期間
(3)ホルモンの分泌量を調整する「視床下部」
・各内分泌器官からの情報でホルモンの分泌量を調整する。
・加齢により、視床下部の調整機能も、各内分泌器官の機能も低下する
・加齢で変化する代表的なホルモンは、メラトニン、成長ホルモン、テストステロン、エストロゲン、プロゲステロン、甲状腺ホルモン、コルチゾール、インスリン

2.最強ホルモン「DHEA」(ホルモンの母)
「DHEA」は副腎皮質でコレステロールから合成されるステロイド系ホルモンで、以下の特徴を有している。
(1)体内にもっとも多く存在するホルモン
(2)50種類以上の他のホルモンの原料になる
(3)多くのホルモンの代わりとなって作用する
(4)長寿のヒトの血中「DHEA」濃度が高い。但し、異常に高い場合は副腎皮質腺腫などの疑いがある。
(5)筋肉の維持・増強には「運動」と「たんぱく質」の摂取に「DHEA」を加えると効果はより大きくなる。

Ⅱ 「DHEA」の低下ストレスと増加方法
1.「DHEA」を低下させるストレス
(1)活性酸素によるストレス
運動すると、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールの血中濃度は上昇する一方、「DHEA」は活性酸素を除去し、尿として排出される。
(2)糖化ストレス
糖質由来のアルデヒドとたんぱく質が結合し、AGE(終末糖化産物)が作られ、それが「DHEA」を低下させる。

2.日常的に「DHEA」を増やす最短の道
現在、「DHEA」は保険適用外の医薬品として認可され、不妊治療にもっとも多く使用されている。従って、ドラックストアなどで手軽に入手することはできません。
(1)運動
運動すると体に負荷がかかり直後には「DHEA」は減りますが、筋肉を鍛えることで「DHEA」の分泌量は増えます。なお、運動の種類には関係せず、ウォーキング程度でも増えます。
(2)質の良い睡眠
質の良い睡眠は成長ホルモン、メラトニン、そして「DHEA」の分泌を増加させます。

不定愁訴の緩和から、見た目や肉体の改善まで!
「老化」はホルモンで治せる!

2024年5月2日 9:05  カテゴリー:書籍紹介

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