書籍紹介「101歳現役医師の死なない生活」田中旨夫 著
101歳現役医師の死なない生活
田中旨夫 著 ISBN978-4-344-03551-5
本書で著者が紹介しているのは、毎日実践している45の習慣です。それらの習慣は、いずれも至ってシンプルであり、やればやるほど健康になるだけでなく、やればやるほど人生を謳歌できる、というオマケつきです。ただ、それらを1日だけ実践することと、100日あるいは1,000日続ける習慣にすることの間には、ちょっとした壁があります。従って、健康長寿になるには、よき習慣をどれだけ長く継続させるかが大きなポイントになります。
実は、著者の診察室には高齢の方がたくさん来られますが、年齢のわりにお元気だなと感じる方には以下の3つの共通点があります。
(1)食習慣
沖縄では野菜、魚、海藻などを中心とした食事が目立ち、台湾では野菜や魚、発酵食品などを好む人が多い。
(2)体をよく動かす生活習慣
女性であれば、高齢であっても自分で食事をつくるなど家事をよくやっている人が多い。買い物などで外に出かけるときはいつも徒歩だったり、あるいは毎日散歩するといった習慣を持っている。
(3)生き甲斐を持っている
話し相手となる友人が何人もいたり、ボランティア活動によって社会に参加している意識が高かったり、絵や書を書くなど何かしらの趣味を持って楽しんでいる。
もし、以上3つのうちどれかが欠けているなと感じたら、それを充たすための工夫をすれば、ボケずにいつまでも元気でいられます。
老いなんかに負けてたまるか!「長生き」は「運」ではなく「習慣」で決まります。
一度きりの人生。一日でも長く楽しまなきゃ損!!
2020年5月21日 8:47 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「まいにち漢方 」櫻井大典 著
まいにち漢方
櫻井大典 著 ISBN978-4-8163-6553-9
本書では、病院に行ってもなかなか解決しにくい、数値に出てこない不調への対策のヒントを、1日ひとつ全部で365を紹介しています。
すべてを完璧にすることが目的ではなく、できそうだと思ったことを取り入れて下さい。そうすることで、中医学の師匠たちが言っていた、不調もそれほどひどくなく、なんとなく元気に暮らしていけるでしょう。
なお、中医学を学ぶ上で、どうしても外せないひとつの概念に「肝、心、脾、肺、腎」という「五臓」がありますが、これは内臓そのものではなく、以下のように「生命活動に必要な働きや機能を分類したものです。肝(自律神経系、情緒系)、心(循環器系、意思系)、脾(消化系)、肺(呼吸器系、皮膚)、腎(内分泌系、水分代謝系)。
それでは、カゼと舌の色についてのヒントを紹介します。
(1)カゼ
カゼは、その症状から大きく4タイプに分けられます。
①赤いカゼ・・・炎症が特徴で、れんこんがおすすめ
②青いカゼ・・・寒気が特徴で、生姜がおすすめ
③乾いたカゼ・・・空咳が特徴で、ゆり根がおすすめ
④湿ったカゼ・・・下痢や軟便が特徴で、しそがおすすめ
(2)舌の色
舌の色は大きく5タイプに分けられます。
①淡い(白っぽい)・・・血が不足している状態で、黒豆や黒ごまがおすすめ
②赤い・・・熱がこもった状態で、きゅうりやなすがおすすめ
③両側だけ赤い・・・ストレス状態で、香りの良いお茶やアロマでリラックス
④暗い紫・・・血の流れが悪い状態で、青魚や玉ねぎがおすすめ
⑤白い・・・血が不足している状態で、生姜やねぎがおすすめ
ゆる~いから続けられる体と心をいたわる365のコツ
2020年5月7日 8:49 カテゴリー:書籍紹介