書籍紹介「医者が教える“がん”にならない30の習慣 」近藤 誠 著
医者が教える“がん”にならない30の習慣
近藤 誠 著 ISBN978-4-8002-9618-4
2人に1人ががんになる時代だといわれる。そして、がんは“怖い病気”という認識を持っている人が多いのではないだろうか。もちろん、がんにならないに越したことはない。しかし、100歳を超えた人を死後解剖するとほぼ全員にがんが見つかるという。つまり、がんに気づかないまま長生きし、安らかに旅立つ人がたくさんいるのである。本書のタイトル「がんにならない」には、「がんを遠ざける」ことに加え「検査を受けず、がんを見つけない」「がんの治療をしない」という意味も含まれています。本書は「がんの本質」と「がん医療の真実」を知る著者が提唱する、究極のがん対処法です。
具体的な対処法の習慣として、以下の内容が記されています。
(1)医者に近づかない
医者にかかるから「がん」が見つかり、いらない治療で早死にする。
(2)検査を受けない
健康診断、人間ドック、がん検診で命は救えない。
(3)「がんもどき」にあわてない
症状がないのに見つかる「がん」の9割以上は「もどき」で無害。
(4)やせない
やせると抵抗力が弱まり、がんが勢いづく。
(5)コーヒー、ココアをとる
「がんを遠ざける可能性が高い」という論文が多いのはコーヒーとココア。
(6)朝食を抜かない
起きたら朝日を浴びて、朝食を食べる。これで体内時計がリセットされる。
(7)7時間ぐっすり眠る
睡眠不足は体のリズムを狂わせ、がんを呼ぶ。
(8)標準治療を信じない
単に広く行われているだけ。学術的に正しいという保証はない。
40年間、医者知らずの名医が実践するいちばんラクに穏やかに、長生きする秘訣!!
2019年11月21日 9:12 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「“超・長寿”の秘密 」伊藤 裕 著
「超・長寿」の秘密
伊藤 裕 著 ISBN978-4-396-11572-2
日本では現在、100歳以上の方が6万人以上に達し、しかもどんどん増えています。一方、110歳以上は146人と極端に減り、100歳と110歳の間には大きな『壁』があります。そのカギを握るのは遺伝子です。しかし、病気を長時間免れて超・長寿者となるには「長寿になれる遺伝子」を持っていることが重要なのではなく、良い生活環境と生活習慣を保つことで、私たち誰もが持っている遺伝子の力を十分に引き出す。つまり「遺伝子をうまく使う」ことが重要なのです。
実は、DNAに書かれた情報(遺伝子)そのものは変わりがなくても、生まれてからの様々な状況(環境や生活習慣)で、その遺伝子の使われ方が変わり「形質」が変わることが明らかになってきました。この現象を「エピゲノム」と呼びます。エピゲノムは遺伝子そのものではなく“遺伝子の構造を超えて”それ以外の方法で遺伝子の機能を調整します。エピゲノムはDNAそのものやヒストンにある種の目印(「メチル基」「アセチル基」などの有機分子)がくっついたり、離れたりすると、その変化がかなり長期間、時には生涯にわてり「臓器の記憶」として残ります。
具体的な「遺伝子が使われる」生活つまりエピゲノムを生じさせるポイントは以下の通りです。
(1)やる気(脳)
やる気が出るためには「ハツラツ」とした気分が必要で、その気分をバネにして周囲の人とモノに興味をもつ「ツナガリ」意欲と、物に対して「ワクワク」する気持ちを持つ。
(2)3つのホルモン
胃から分泌される「グレリン」と心臓から分泌される「ナトリウム利尿ペプチド」が全身の臓器に働きかけ、遺伝子の働きを変え、ミトコンドリアを元気にします。さらに「オキシトシン」は子宮に作用するだけでなく、脳にも働きます。
(3)腸内細菌の改善
腸内細菌が作り出す代謝産物は、ホルモンのように、心(脳の働き)と体に深く関わります。
「超・長寿」の壁を乗り越えるには「遺伝子が使われる」ようにすればいい!!
2019年11月7日 9:09 カテゴリー:書籍紹介