書籍紹介「内臓脂肪を最速で落とす」 奥田昌子 著

内臓脂肪を最速で落とす
奥田昌子 著 ISBN978-4-344-98483-7

じつは、日本人の体質がかかえる最大の弱点が、内臓脂肪が付きやすいことです。

肉中心の食生活をしてきた欧米人と比べ、魚と穀物中心だった日本人は摂取した脂肪を皮下脂肪として蓄える能力が低く、より危険な内臓脂肪の形で蓄積しやすい。放置すれば、高血圧や糖尿病だけでなく、大腸がんに乳がん、腰痛、さらには認知症を招きます。だが、体質だからと諦めるのは早い。内臓脂肪は皮下脂肪よりも落ちやすく普段の食事や生活習慣の改善が減量に直結する。肉や炭水化物の正しい摂り方、脂肪に効く食材、効果抜群の有酸素運動などを、最新の論文をもとにやさしく解説したのが本書です。

1.内臓脂肪の特徴
おなかの中は大きな空洞になっていて、空洞の壁から腸間膜という複雑に重なったカーテンのような膜があり、小腸や大腸を包むようにつないで、おなかの中で内蔵をつり下げる働きをしています。そして、この膜の中を血管、神経、リンパ管が放射状に走り、内蔵に酸素と栄養を運んでいます。内臓脂肪はこの腸間膜に付きます。

(1)内臓脂肪はとくに男性に多い脂肪
皮下脂肪は、おもに女性の腰から太ももにかけて付きますが、女性も閉経をむかえると内臓脂肪が増えてきます。ストレスが長く続くとコルチゾールが内臓脂肪を増やします。
(2)内臓脂肪は体積が最大で2倍を超える
皮下脂肪のように細胞分裂はしないが、内臓脂肪は細胞が大きくなると、善玉物質(アディポネクチン、レプチン)の分泌が減り、悪玉物質の分泌が増える。

2.内臓脂肪を最速で落とす主な方法
(1)基本は収入と支出のバランスで、海藻を多く摂取する。
(2)ウォーキングなどの有酸素運動と筋トレで基礎代謝量をあげる。

本当の恐怖は皮下脂肪ではなく、内臓脂肪だった!!

2018年6月21日 16:00  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 医療事故に「遭わない」「負けない」「諦めない」 石黒麻利子 著

医療事故に「遭わない」「負けない」「諦めない」
石黒麻利子 著 ISBN978-4-594-07893-5

医療事故は「過失がある場合」と「過失がない場合」の両方を含み、これが患者側に誤解を与える原因になっています。医療過誤(医療ミス)は「過失がある場合」のみを意味しますので「医療事故=医療ミス」ではありません。なお、「過失がない場合」とは、やむを得ない合併症を指し、医療ミスとは言えず、病院に責任を追究できません。

本書では、医療事故に遭わない方法と、不幸にも遭ってしまったときの解決方法を解説しています。

第一章
まず、身近にある医療事故の現状を明らかにし、なぜ医療ミスが起きたのかについて解説を加えています。

第二章
医療事故から身を守るために注意すべき具体的に「患者力」を高めるためのポイントを解説しています。

第三章
実際に医療事故が起きてしまった場合の医療紛争の解決方法を解説しています。

第四章
過去の裁判例から、ケースごとに医師に求められる説明義務の内容を解説しています。

第五章
損害賠償額の決め方について解説しています。損害賠償額には裁判所の算定基準があり、示談で合意する金額も裁判で認められる金額もほぼ同じです。

第六章
近年増加している美容整形に関連するトラブルについて触れています。

第七章
医療紛争の解決方法をQ&Aでまとめられています。

医学博士である専門弁護士が医療事故の内幕を判りやすく解説!!

2018年6月7日 8:44  カテゴリー:書籍紹介

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