《年末年始休業のお知らせ》
《年末年始休業のお知らせ》
誠に勝手ながら12/28(水)~1/4(水)まで年末年始休業とさせていただきます。
ネット・FAXでのご注文・お問い合わせは承っておりますが、
1/5(木)より順次対応させていただきますので、
予めご了承下さいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
2016年12月21日 8:50 カテゴリー:お知らせ
書籍紹介「賞味期限のウソ」 井出留美 著
賞味期限のウソ
井出留美 著 ISBN978-4-344-98433-2
本書は、大量の食品ロスが生まれるのはなぜかと問いつつ、その根本原因を以下のように、小売店、メーカー、消費者のそれぞれの立場から究明しています。
(1)賞味期限と消費期限
賞味期限は「おいしく食べられる期限」で、本来のおいしく食べられる期限より短めに設定されていることがほとんど。一方、消費期限は「食べても安全な期限」です。従って「消費期限」は過ぎたら食べられないが「賞味期限」は食べられる。
(2)メーカー泣かせの食品業界の「3分の1」ルール
食品業界には、賞味期限を3分の1ずつに区切って、最初の3分の1を「納品期限」次の3分の1までを「販売期限」とする商慣習があります。
(3)スルメもカビる!水分量15%ライン
細菌の繁殖は、生もの、タンパク質が多いものに加えて、水分を多く含むものも要注意。細菌は水に溶けている栄養素を分解して摂取するので、水分のないところでは増殖できません。カビはおおむね、水分量10%以下で発生せず、15%超で発生します。
(4)コンビニがスーパーより高い理由の1つは「捨てる前提」があるから
コンビニでは、スペースが狭いため「捨てる前提」で「捨てる費用」があらかじめ商品価格に織り込まれています。
(5)毎日大量にパンを捨てているデパ地下のパン屋
デパートでは「閉店間際でも品揃え」が要請され、さらに「閉店間際になっても値引き禁止」があるため、売れ残りによる大量廃棄がなされています。
以上の様な知識を補充したり、商慣習などを変更して、食品ロスの少ない社会を作りましょう。
2016年12月15日 8:59 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「がんは治療か放置か究極対決」 近藤誠氏と林和彦氏の対談
がんは治療か放置か究極対決
近藤誠氏と林和彦氏の対談 ISBN978-4-620-32403-6
本書の第一部は『サンデー毎日』誌上にて都合三回にわたって掲載された、近藤誠医師と林和彦医師による「究極の激突対談」を誌上掲載時にカットされた部分も含め完全版としてまとめたものです。
周知のように、近藤誠医師はがんの三大治療(手術、抗がん剤、放射線)をはじめとして標準とされるがん治療(標準がん治療)に異を唱えてきた「孤高」の医師です。一方、林医師は東京女子医大病院のがんセンター長のほか、同病院内に自ら立ち上げた「化学療法・緩和ケア科」の診療部長・教授を務めるなど、がん治療の第一線で活躍しているがん治療医です。
第二部は「近藤誠医師に対する個別インタビュー」と「林医師に対する個別インタビュー」をまとめたものです。また、司会はジャーナリストであり大腸がん患者でもある森省歩氏が担当しました。
激突対談での両氏の主な相違点は以下の通りです。
(1)抗がん剤は延命か?縮命か?
近藤氏…わずかでも延びない、逆に短くなっている人もいる。
林氏…かつて一年と考えられた患者さんの余命は二年を超えてきている。
(2)がん検診は「受けるべき」か「避けるべき」か?
近藤氏…発見数増加は治療の必要のない早期がん。
林氏…胃がんの発見数が増えても死亡数が増えないのは治療の効果
(3)がんの「放置」は正論か?
近藤氏…「放置」の根拠を充分説明すると、ほとんどの方は「気がラクになりました」と言って帰れる。
林氏…「放置」を提案されると「突き放された」と思う患者さんもいるのでは。
両氏の白熱の論戦は、すべての日本人が「がんと向き合い歩んでいく」際の、かけがえのない羅針盤や灯台となるでしょう。
2016年12月1日 8:55 カテゴリー:書籍紹介