書籍紹介「63歳で健康な人は、なぜ100歳まで元気なのか」 板倉弘重 著
63歳で健康な人は、なぜ100歳まで元気なのか
板倉弘重 著 ISBN978-4-06-272859-1
75万人以上という非常に多くのレセプトデータから、7つの疾患(脳血管疾患、虚血性心疾患、糖尿病、骨粗鬆症、変形性膝関節症、ガン、認知症)に関して抽出した科学的な分析結果に基づいて「本当に危ない年齢」を弾き出しました。その結果、現代日本人にとって「本当に危ない年齢」=「新厄年」が、男女それぞれ4つ明らかになりました。
具体的には男性は「24歳、37歳、50歳、63歳」で、女性は「25歳、39歳、52歳、63歳」です。新厄年は神頼みでもなく、自分次第で乗り切ることができます。もちろん、新厄年のとき「だけ」健康に気をつければよいというものではありません。新厄年をきっかけに自分の健康状態を見直すこと。そして、その次の新厄年を無事に迎えられるように準備をすることが肝要です。そのため、以下の8つの厄除け習慣と年齢別のアドバイスも、具体的に紹介されています。
(1)抗酸化食品をバランスよく摂る
(2)「糖化」を防ぐ
(3)「石灰化」を防ぐ
(4)骨・関節成分を補う
(5)体重を5%減らす/増やす
(6)体を酸化から守る軽いエクササイズを行う
(7)趣味を楽しむ
(8)健康リスクを把握する
実年齢は変えられなくても、体内年齢は自分次第。なぜなら、老化の速度は生活習慣によって大きく左右されるものであり、自らの意思で老化を遅らせることが可能だからです。本書は、生命活動において特に重要な器官の「若返る習慣」「老化する習慣」その両方を盛り込み、トータルなケアを実践できるように構成されています。
75万人のデータが証明!!4つの「新厄年」に人生と寿命が決まる!
2014年9月18日 16:19 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「がんの特効薬は発見済みだ!」 岡崎公彦 著
がんの特効薬は発見済みだ!
岡崎公彦 著 ISBN978-4-8127-0322-9
「がん」という病は、今や特異な病気ではなく、誰が罹っても不思議でない病気になっています。また、その治療法は、手術、抗がん剤治療、放射線治療に限定されており、どの方法でも完治した事例はそれほど多くありません。これは残念ながら現代の常識です。
がんに罹ると「溺れる者、藁を掴む」という心境になるのは無理もありません。しかし、溺れている時、流れてきた藁を掴んでも助かる見込みは、まずありません。
本書で伝えられている情報は当然のことながら、がんと診断されて苦しんでいる人たちに「藁」を提供するものではありません。この本を手にされるまで、おそらくあなたが全くご存じなかった「新しい情報」であり、しかも、あなたの大切な命を救うというものなのです。ただ、すでに発見されている薬(特効薬)を、決められた量だけ内服するだけでよいのです。副作用も全くありません。薬も高価なものでなく安価に入手できるもので、読者にとって、これ以上の「朗報」はありません。
特効薬の作用メカニズムは以下の通りです。
発がんのプロセスを進める酵素はチロシン・キナーゼです。少し専門的ですが、チロシンは芳香族アミノ酸の一種で、ベンゼン核にアラニンと水素基とが対角位置に付いた構造をしています。キナーゼはリン酸基を付加する酵素です。一方、ベンズアルデヒドもベンゼン核にアルデヒド基が付く構造を持ち、チロシンと似た構造であるため、酵素の基質受容体がチロシンと誤認してベンズ・アルデヒドを受容するので、本来の基質であるチロシンが基質受容体に付着できなくなり、酵素活性が低下し、ひいては発がんのプロセスを停止するという作用メカニズムです。
京大医学部を卒業後、アメリカと日本で半世紀近く医療の第一線で活躍してきた著者が、医学界に遺す“遺産”として書き下ろされた、衝撃の一冊。
2014年9月4日 11:06 カテゴリー:書籍紹介