書籍紹介 「心もからだも『冷え』が万病のもと 川嶋 朗 著

心もからだも「冷え」が万病のもと

川嶋 朗 著 ISBN978-4-08-720378-3

内臓脂肪の増加からメタボに至るまでには、体質、生活環境、年齢やストレス状況など様々な要因が絡まりあって長時間かかります。それらの要因の中で、著者は最も深刻な原因は冷えであると考える。過剰な脂肪分は血管の内側や内臓の周辺に付着して脂肪の壁を作り、その結果、血管が細くなり血流は悪く体温が下がる。とりわけ肥満の人は、運動不足から筋肉が減り、そのぶん脂肪の比率が高くなる。脂肪部分には血流がないので、体温は下がるばかりで、さらに体を冷やす。体の冷えは心に伝わり、心まで冷やす。また、逆に、心の病つまり心の冷えは、体を冷やして、体のトラブルの原因となる。近年増えているうつ病も体の冷えが大きな原因であると著者は考えている。

すぐにカッとしてキレやすい、暴れると歯止めがきかないなどの今の子供の不幸な状況のみならず、アトピー性皮膚炎、便秘、下痢、近視、虫歯さらにはイジメや自殺も体と心の冷えが引き起こしているように思う。

通勤電車から地下街、オフィスの中といたるところでエアコンが効いて真夏といえどもひんやりとした空気で満たされている。冬になると今度はどこに行っても暖房が効いて蒸し暑く、嫌な汗をかきます。そのまま一歩外に出ると汗はすぐに冷え、今度は体の芯まで冷やす。冷蔵庫や冷凍庫は一年中フル稼働して当然のように日々の食品や飲み物を冷やす。一方、効率性ばかり重視され、やりがいを得ようとしてもなかなか難しく醒めたオフィスの人間関係や冷や汗の出るような仕事が、家に帰れば会話の無い家庭が心を冷やす。

物理的にも心理的にも、今、日本はどこもかしこも冷えている。そこで、心身の冷えや蓄積があなたの不調の原因となり、肩こり、腰痛、胃痛また、高血圧、糖尿病、癌などの生活習慣病、さらには、うつなど精神的な病を招いている。

本書は男も女も子供もどうすれば冷えを改善して本来の健康を取り戻すか総合医療の立場からわかりやすく解説しています。

2012年9月27日 9:13  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「食品業界は今日も、やりたい放題」 小薮浩二郎 著

食品業界は今日も、やりたい放題
小薮浩二郎 著 ISBN978-4-88320-562-2

添加物とは、食品の製造において着色、保存などを目的として加えられるもので、通常、我々はそれ自体を食品として食べることがない物質です。添加物を使うことで見た目がよくなったり、いい匂いがしたり、消費者にとってプラスになる点も多々あります。その反面、消費者の健康に害になる面も指摘されてきました。2005年には添加物メーカーに勤務していたという安部司氏が書いた『食品の裏側』がベストセラーになり添加物害毒論が盛り上がりましたが、一方で十分な安全性試験を行っているため安全性は保証されているという立場から「添加物無害論」さらには「添加物絶賛論」まで数多く主張されています。どちらかの言い分が正しいのでしょうか。

製薬会社の研究員として、その後、食品会社の研究室において40年にわたって食品業界に身を置き、添加物についての研究を重ねた結果、著者は添加物には安全面において重大な問題があると主張します。

「食品の製造過程におけるあらゆる危害を排除しておけば、作られた食品は安全である」という考え方に則って開発されたハセップ(HACCP)という認証制度があり、大手の食品メーカーはこぞってこの認証取得しています。こうした安全管理自体はよいことですが、食の安全にとってもっと大切な本質的問題が見過ごされていると著者は指摘します。現在の法制度では、どんな不純物がどれくらい含まれているかもわからない添加物が食品に使用されている。化学合成物でありながら「食品扱い」のため表示の必要もなく使いたい放題な添加物がある。悪の脂肪酸「トランス脂肪酸」がどれだけ含まれていても問題にならない。こうした状況下では、「ハセップに基づき、品質管理・衛生管理を徹底的に行いました」といわれても消費者は安心できない。

本書は放射能よりよほど恐いこの実態について、業界内部から警告する添加物研究者による“危険論”の決定版です。

2012年9月20日 9:24  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「完治力」 篠原佳年 著

完治力 

篠原佳年 著 ISBN 4-8061-2107-X

日本にはたくさんの病院があるのに、なぜ「治らない」と訴える患者さんが遠くから私の病院を訪れるのでしょう。そもそもあらゆる治療法や治療薬が次々と開発され、現代医学は進歩しているのに、なぜ患者さんは治らないのでしょうか。私は人々の病気を治したくて医者になりました。病気を治さない医者が儲かり、病気を治す腕のいい医者が儲からない、診療報酬制度という、おかしな仕組みのもとでもがいて30年余。「治らない」と嘆く患者さんと向き合いつづけて分かったことがあります。それは、人間のからだが“自然治癒力”を発揮しにくくなっている現象です。

現代医療では、痛みには鎮痛剤やステロイド剤、発熱には解熱剤、下痢には下痢止めといった具合に、出てきた症状はなんでも薬で抑えています。薬は症状を表面的に止めるだけで病気を根本的に治しません。治すどころか、人間が本来持っている“治る力”に対して「出番はないよ」とふたを閉めています。治らない患者さんが増えているのは、現代医療の問題だけでなく、人間の五感は鈍る一方で“感じる力”も衰えていることにあります。感じる力がなければ、自分の身に迫る危険を察知することも、自分のからだに起きた異変にも気づきません。いのちを医者に預け、薬に頼っているかぎり病気は治りません。

本書は著者が医者になってからいままで学んだこと、気づいたことのすべてをもとに、病気が治りにくい“いま”に焦点を合わせ“病気を治す力”について一からまとめた警告書です。本書を読みすすめるうちに、あなたの中で眠っていた自己治癒力がむくむくと動きだし、読み終わったときに、あなたのからだに“完治力”がみなぎることを著者はこころから願っています。

2012年9月13日 9:43  カテゴリー:書籍紹介

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