書籍紹介 「人は死なない」 矢作直樹 著
人は死なない
矢作直樹 著 ISBN 978-4-86238-178-1
人の一生は一瞬の夢にも似た儚く短いものです。だからこそ、人は現世に執着するのかもしれない。愛する人の死を悼み、自分の死を怖れる。その気持ちはよくわかる。しかし、摂理、霊魂の永遠に思いを重ねつつ今に没頭すれば、肉体の死を恐れることなく勇気を持って生きることができる。
人は今生を生きているうちは、生きることを懸命に考えなければならない。なぜなら、我々は摂理によって創られた自然の一部であり、摂理によって生かされているからです。従って、自分の体はまず自分自身で労わり、よりよい状態を維持するように努力しなければならない。あらゆる思索、創造する力、精神活動は、いうまでもなく体の状態と不可欠。人はみな理性と直観のバランスをとり、自分が生かされていることを謙虚に自覚し、良心に耳を傾け、足るを知り、心身を労わり、利他行をし、今を一生懸命に生きられたらと思う。
そして、「死」を冷静に見つめ穏やかな気持ちでそれを迎え「生」を全とうしたいと願う。寿命が来れば肉体は朽ちる、という意味で「人は死ぬ」が、霊魂は生き続けるという意味で「人は死なない」と著者は主張する。
本書は、生と死が行き交う日々の中で臨床医が自らの体験を通して思索した「力」と「永遠」そして人の一生を語る摂理と霊性をめぐる思索書である。
2012年8月30日 9:44 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介 「好き嫌い健康法」 石原結實 著
好き嫌い健康法
石原結實 著 ISBN978-4-06-215462-8
象もキリンもライオンも世の中の動物は、全て偏食なのである。それぞれの動物の「本能」が自分の一番好きなもの、一番旨いと感じるものを食べるようにしている。「嫌いなものを無理して食べて、好きなものを食べたくても食べない」などという、そんな変な動物はこの地球上に人間以外存在しない。
「本能」とは地球上に原始生命が誕生して以来その生命を守り、生命を継いでいくために、30億年にわたり生命体が堅持してきた能力のことである。「食べること=食欲」「病気やケガから身を守ること=免疫力」「次代に生命を継ぐこと=性欲」など、生命にとって根源的な作業がこの本能によって営まれている。「本能は欲する」もっと簡単にいうと「好きなこと」「やって気分のよいこと」をすることが、生命を守り、健康を増進し、病気を防ぐために一番大切だといえる。
「自律神経」は人間の意思に関係なく内臓などを動かし、統制している末梢神経で、生きていくために「本能」が動かしている神経である。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、つらいこと、嫌なこと、大変なこと、危険なことが身辺に起こると、交感神経が優位になって、これが長く続くと免疫力が落ちて心身の病気が発生する。
一方、楽しいこと、嬉しいこと、好きなこと、心地よいこと、おいしいものを食べることなどに対しては、副交感神経が優位になって、健康を増し、病気を治す。よって、健康であるためには、「嫌いなものは食べずに好きなものだけ食べる」「なるべく嫌いなことはやらずに、好きなこと、気分のよいことだけをやる」べきである。
本書では、「本能的に好きな食べ物や、嫌いな食べ物があるのは、体質が違うからである」「涙、声、汗、熱、大・小便など出すと気分がよくなるものは、どんどん出すことこそ健康につながる」といったことを、「125歳まで元気に生きる25の法則」として自律神経のメカニズムや漢方の陰陽論をもとに説明されています。
2012年8月23日 8:16 カテゴリー:書籍紹介
「ペットの糖鎖」がリニューアルし、本格的に販売を開始しました。
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2012年8月19日 20:51 カテゴリー:書籍紹介