書籍紹介 「医師の正義」 白石 拓 著
医師の正義
ISBN978-4-7966-6300-7
白石 拓
著者が執筆を思い立ったきっかけは「病腎移植問題」だった。宇和島の臓器売買事件を契機に発覚した病腎移植を関係医学界と国が歩調をあわせ非難したことから、マスコミによる病腎移植を手がけた万波医師へのバッシングが最高潮に達していた。しかし、著者がテレビ画面で万波医師を見てマスコミ報道に疑問を抱き、臓器移植について調べ始めた。
その一方で、混乱状態にある現在の医療界を改めて俯瞰してみたところ、万波医師以外にも自らの信念に基づいて人が臆することにあえて取り組む医師たちが多数いることに気づいた。本書では次の4人の医師に話題を絞り医学会・医師会と闘ってまで患者側に立つ信念の医師たちが突きつける「医師の本懐!!」が語られています。
1.病腎移植問題(万波 誠 医師)
修復腎移植こそベストな移植法。救われる命も10倍に増える
2.赤ちゃんポスト問題(蓮田太二 医師)
「こうのとりのゆりかご」は赤ちゃんと母親の2つの命を救う
3.代理出産問題(根津八紘 医師)
だれもが幸せになる「代理出産」は人間愛に基づく究極の奉仕行為
4.医療事故問題(森 功 医師)
医療事故調査会が明らかにする未熟な医師に「殺される」日本の医療実態
2012年5月10日 9:19 カテゴリー:書籍紹介